Reset our mindset for Innovations

Diversity,
Equity &
Inclusion

東北大学工学研究科 DEI【Diversity, Equity & Inclusion】
推進プロジェクト

東北大学工学研究科
DEI
推進プロジェクト

Diversity, Equity & Inclusion

組織での真の多様性の増加が創造性や卓越性を高め、科学技術の発展やイノベーションにつながることが認識され、その第一歩として、ジェンダー・ギャップ解消への取り組みが世界中で急速に進んでいます。これに対し、国内では大学、中でも特に「工学」分野での取り組みが遅れており、科学技術の発展やイノベーション創出における重要な課題となっています。

東北大学工学研究科では、この課題と真摯に向き合い、開かれた大学として性別・国籍・職位等によらない働きやすく学びやすい環境を醸成し、一人一人が思う存分能力を発揮することで、研究力のさらなる強化とイノベーションの創造を目指します。

令和4年4月に発出された「東北大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)推進宣言」のもとで、新たに「工学研究科DEI推進プロジェクト」を開始し、まずはジェンダー・エクイティ&インクルージョンの速やかな実現に取り組みます。

Message

工学研究科長 教授 湯上 浩雄

大学院工学研究科・工学部では、1919年の創立以来、工学のあらゆる分野で世界をリードする研究を推進してきました。私たちは、開かれた大学として性別・国籍・職位等によらない働きやすく学びやすい環境を醸成し、ダイバーシティ(多様性)を尊重し一人一人が思う存分能力を発揮することができる教育・研究現場を実現することにより、研究力の更なる強化とイノベーションの創造を目指して工学研究科DEI推進プロジェクトを開始します。

ここでは、特にエクイティ(公平性)に着目し、不利な状況にいる人により多くのリソースを投入することで目線を合わせて十分に能力を発揮できるようポジティブアクションを進め、インクルーシブ(包摂的)な組織づくりを進めます。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

大学院工学研究科長(プロジェクト設立当時) 教授 湯上 浩雄

工学研究科長補佐 DEI推進担当 教授 北川 尚美

私は数少ない工学部の女性でしたが、私の共同研究者の一人はシングルファーザーでした。マイノリティ同士、互いに子育ての大変さを理解しあい、限られた時間の中で切磋琢磨し研究を進めてきました。その成果がイノベーションと評価され、現在ベンチャー企業の基盤技術となっています。この経験は私にとって非常に貴重なもので、マイノリティには様々な形があることを知りました。科学技術の発展やイノベーションの創出を目指す場所である大学は、一人一人が思う存分能力を発揮できる環境であるべきです。それを理想ではなく現実のものとするために、本DEI推進プロジェクトを通して、一歩一歩確実に進めていきます。

大学院工学研究科長補佐 DEI推進担当
 教授 北川 尚美

Scheme

多様性Diversity

  • 互いの理解の促進
  • DEI推進度の評価/解析と情報公開の徹底

公平性Equity

エクイティ確保のためサポート

  • DEI推進公募
  • 帯同支援の導入
  • 業績評価における配慮の導入
  • 両立支援の継続
  • 修学上の合理的配慮強化

包摂性Inclusion

  • 運営組織のDEIの徹底
  • 女性視点から工学の発展を推進